自分を知ることは、決してスマートにはいかないね。
月曜日コラムは
【子育てから観た風景】をお届け。
今はもう大人になってしまった子どもたちと過ごした暮らしの風景から感じたことを、また手繰り寄せて綴っています。
今を幸せに生きるためのひとしずくのエッセンスです。
自分を知ることは、決してスマートにはいかないね。
朝日新聞の求人広告欄にあった
よしもとばななさん談のコラムに、うんうんと頷きました。
『社会ってどこかに決まった枠があるわけでもなく、
例えば、多くの人が嫌がったり苦手だったりする仕事を楽しいと思う人もいる。
そのように細やかに連携している社会に生きていると気づくまで、
ずっと教えられてきた常識に捕まっていると思う。
その実態のない枠って、
「この場合、私はこっちがいいなあ」とつぶやいて超えられるのではないでしょうか。』
自分が子どもの頃に、知らず知らずのうちに身につけてしまった常識の枠。それって本当なの?って疑いもせず大人になり。
ひと枠大きな世界に飛び込んだ時、
親となり子どもを育てている時、
今までの自分の常識では理解できない展開が待ち受けている。
ガーンと頭を打ち付けられたような。
出口の見えないトンネルから抜け出せない不安に苛まれるような。
自分は狭い常識にとらえられてたな・・って、まず気づく瞬間があれば、前を見て歩き続けることができるのだと思います。
時間をかけながら実感を伴いながら、
あちこちにぶつかりながらの、
決してスマートではない道のりの上に転がっている瞬間なんだと思います。
『自分は、こういうことは嫌だと感じている、いいと受け止めていると、
こまめに見ていけば己を知ることができる。
すべてはそこから始まります。』
私らしい生き方。
私だからラクに楽しくできる仕事。
私は私。
あなたはあなた。
それらに気づくためには、
自分の中に深~~く入り込んで、
自分でも気付かなかった心のひだを覗き込む時間が必要なのでしょうね。
そして
『社会のなかでの体験から手にした自分の思いを握り潰さずに、
活かしてほしいと思います。』
と締めくくっていた、 ばななさん。

湘南の海と空。
包まれるような明るさが好きだなぁ~♪
自らの感性で体験した思いを愛おしみたいね。
信じてあげたいね。
決して握り潰して抹消することなく、
未来に活かしていきたいね。