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手のぬくもりと植物&発酵の力は黄金パワー
2018-06-06

予定のない雨の日、あえて外へ出かけてみる

梅雨の過ごし方。お家で静かに過ごすのもマッタリ感がたまりませんが、今回はあえて雨の中に出かけてみるのも楽しいよ、というお話です。

仕事ならいざ知らず、何の目的もないのに雨の日にブラブラと外に出かけるってあまりしないことです。でもある時期、別の考えがふと湧いてきました。というより苦肉の策・・と言った方が良いかもしれません。もう二十数年も前のことですが。

「息が詰まりそう〜」

一人目の子どもがハイハイの時期の頃、転勤族の夫ともに見知らぬ土地に引っ越しました。もちろん土地勘ゼロ、知り合いゼロ。乳飲み子抱えた専業主婦でした。男の子は成長とともに体力もついて動きが激しくなってくるので、雨降りが続き家の中に居続けると、ますますヒートアップして狭い空間は異常な空気感に。大人のどんより澱んだ感と子の発散できないエネルギーが出口なくグルグル回っている感じです。「これはあかん、しんどすぎる!」とふと思いついたのが雨の日のお散歩です。

 

 

 

 

 

 

 

レインハットにレインコート、長靴、全て赤色で揃えていました。何だかその子にとっても似合っていてね、テーマカラーみたいで。そんなのを身につけるだけでテンション上がりますよね。お気に入りのレイングッズを選ぶのって大事です!

雨は水なのです。濡れるものなのです。泥水がかかれば汚れるのです。このことをよ〜く納得して、心おだやかに楽しむ気持ちを調えながら、帰宅後の準備をしておいて(玄関に体を拭くタオルやマットを用意しておくとかね)、さあ出発です。

子どもって水たまりが大好き。わざと入ってパシャパシャしたい。入ったら最後、どんどんエスカレートして堪能しきります。泥んこ遊びに発展していきます。まあその時間を親も楽しく共有するというのも一つです。田舎で過ごしていたので人と行き交うことも少ない道がたくさんあったので、お散歩ルートを探す楽しみもありました。ブラブラ歩きはいろんな発見がありますよね。

知らないうちに気持ちがリセットされる

道々で出会う色とりどりのお花たちは雨の雫でますます活き活きと美しく発色して。ハッとする出会いの多いこと。紫陽花や優しい白色のどくだみの花。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニョキッとキノコも濡れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、アマガエルと目が合ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りで繰り広げられている自然の営みの中に身を置いていると、どんどん五感がクリアになっていくのがわかります。ふと感じたものに気持ちを集めていくうちに、自分の中で渦巻いていたものす〜っと抜けていってるからかもしれません。気持ちをリセットしよう!なんて気負わなくても知らないうちに肩の力が抜けていく感じ。すごいなぁ〜自然って。こんな助っ人が自分を取り巻いてくれているのですね。

新しい出会いや発見があって、すっかり心も軽くさあおうちに帰ろう。冷えた身体と泥はねの足をあったかいシャワーで洗ってあげよう。きっと穏やかなお家タイムが待っているはず。

おまけのレイングッズ

先日、ふらりと入った靴屋さんで目に留まった長靴。igorの茶色のショート丈。前々から新調したかったのではいてみるとピッタリ♪長靴ってそれほど履くものではないから傷まないのですが流石に20年経つと経年劣化もありまして。即買いしました。子どもたちと過ごした思い出の詰まった長靴と別れるのは切なさを伴ったけれど、また新しいモードの生活の始まりです。雨の日が待ち遠しいです。

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