武田双雲さんのインタビュー、うん、うん♪と頷いた!

【NHK ”インタビュー ここから” 発達障害ってなんだろう】より

TVインタビューで

書道家武田双雲さんが語られた中から、心に響いた言霊をいただきます!

子供の頃から衝動的で骨折や怪我はしょっちゅう、みんなができることができなかった、空気を読めないから学校生活でも孤独を感じていた双雲さん、両親は肯定的、褒めることしかしなかったが、心の底にはいつもできない自分を気にしている不自由があったという。

ADHDだとわかってすげー楽になった

どっかで俺のせいだと思っていた。自己肯定感はあるけれど、常になんで俺こんな、ちゃんとできないんだろうとか、流石にやばいと思った。

生まれつきの特性だと思ったら、ダメな自分でもいいのかなと思えて、スーッと荷が下りた。

それからは、作品はどんどん脳を通さなくなって感覚的になり、どんどん気持ちいい方向へ。解放された感じになった。

発達障害の特性こそが個性、これを生かし切るしかない。

これからはAIの時代。多動性とか衝動性はAIにはできない。
人間味のあることじゃないか、逆にプラスにしかならないんじゃないかと本気で思っている。

合わないところで一生懸命頑張ってもダメだったもん。だから合わない環境からは全速力で逃げる

ご自愛って言葉、好きなんですよ。

自分の特性、マイナスかプラスかはそれぞれの環境や時間の中で変わるじゃないですか。

それぞれの特性をただただ見て愛する、わー面白い、ぎゅ〜って感覚ですよね。

それから始まる。それから始まると少しずつプラスに転じるので。

自分の持っている特性をマイナスにみない、プラスにもみない。ただ愛する。

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誰もが、子どもの頃、一般的な学校生活で馴染めない一面を押し込めながら、窮屈な思いをしているのではないかな・・と、大人になって感じます。

個性を育てると言う建前と、規律でがんじがらめの不自由さと。

発達障害というキーワードは、

ありのままの自分をただ愛することのできない息苦しさ、というものに思い至らせてくれたような気がします。

そんな片隅に追いやられていた感情を表現してもいい空気が、
ここ数年で周りになんとなく満ちてきた感じがしませんか?
見えないものを感じる感性を持った人たちが益々増え始めている、ということですね。

やっぱり好きだわ、双雲さん♡

 

九州新幹線開通の記念のイヴェントでの、
双雲さんとの出会いは、シンクロだったなぁと感じています。

双雲さんの個展とトークショーが3/10.11に予定されていました。

個展には双雲さんも終日いらっしゃるとのこと、トークショーで遠くで拝見するより間近でお話しできるチャンスがあるかも。と10日に伺ったのです。

背の高い大きな双雲さん、いらっしゃいました♪

私は「慈」の作品に強く心惹かれたので、直接話しかけさせてもらったところ、

双雲さん、この作品の経緯とか想いについてのエピソードを色々を語ってくださいました。
今回のインタビューを振り返ると、家族の愛がどれほど彼を支えてくれていたか、ということが、あの刻の作品「慈」から滲み出ているような気がしてなりません。

 

そんな感動の時間を過ごした、次の日。
未曾有の大災害、関東大震災が起こり、九州のイベントは全て中止となりました。