【梅雨の体調管理】不調をこれで乗り切る!

この時期、身体が重だるいな、気持ちがどんより気力が湧かないなって時に、 自分に合った幾つかのケアを知っていたら心強いです。早めに実践です。これ、ポイントです。というのも、もうどうしようもなくなるまで放っておくと、カラダが思うように動いてくれない状態になってしまって、頭は「動きたい」のに身体は「動けない」という何とも切ない負のスパイラルに入っていく可能性が高いです。

温める+デトックス

=こんにゃく温湿布で温めて肝臓と腎臓をケア=
こんにゃく温湿布?という方はGoogle検索してみてね。東城百合子さんの著書「自然療法」は手元においておくと役立つことが多いですよ。茹でたこんにゃくはちょっとクサイのですが、体の奥までじんわ〜〜りと温まるので神経がじゅわ〜んと緩んでいくのがわかります。
=ミネラル塩をたっぷり入れたお風呂に浸かる=
夏の体づくりのためにもマストです。汗腺を刺激して汗をかけるカラダづくりの目的があります。しっかりと汗をかけるカラダにしたいですよね。
そしてデトックス。汗とともにいらないものを排泄できるように。
ぬるめの半身浴でもいいし、少し熱めの脚浴、肘浴なんかだと手軽にできますが、私はじんわりとしか汗が出ないので、少し熱め+粗塩+短時間の全身浴が合っているみたいです。女性は汗をかきにくい人が多いので、心当たりのある方は様子を見ながらぜひお試しを。

水分を排泄しやすい食べ物を意識して食べる

体の流れを良くしてあげたら、排泄してあげないとぐるぐる回るだけなので、どんどん出していきましょう。

こちらは次回!

【梅雨の体調管理】食べ物からアプローチしてみる|青山椒

梅雨時期に何かと体調を崩しやすいことを昨日のブログでお話しました。そんな体質だからこそ得られる知恵というものがあるものです。転んでもタダで起き上がってはいけません・笑。そんな一つとして、旬の植物は人間にとってその季節に起こりがちなアンバランスを調える助けをしてくれるということです。。6月のこの時期、ちょっとした雑木林を覗くと山椒が実をつけているのに遭遇します。葉っぱは春の頃に筍なんかと共に頂くと目の覚めるような芳香が私たちの体を目覚めさせてくれますよね。もう大好きな香りです。で、梅雨時期を迎える頃に実り始めた青い実たちは、アクのあるピリリと辛い存在感を見せています。さあさ今日は「山椒の実」のお話です。

 

山椒の実に含まれる成分をいただく!

山椒の実を摘みに出かけたいところなのですが、今住んでいる都市部からは気軽には実行できないので八百屋さんで買ってきたものを使って。今日は「山椒の実の醤油煮」を作ることにします。以前住んでいたところは、少し行けば様々な植物と出会える環境だったので摘みに行くこともありました。案外目が慣れてくると、そこかしこに役立つ植物に出合えます。これはその時の実たちです。

実のお掃除していると、もうそれだけで爽やかな香りが辺り一面に広がって気分がシャッキっ!作業が進むにつれ指先は黒くなり、下茹でするとお湯は薄茶色に。まさしくアクが強い!そして茹でている時の香りも爽やかにパワフルに広がります。これは山椒に含まれる成分たちの仕業!山椒に含まれる成分は、サンショオール、シトラール、ジテンペン、フェランドレン、ゲラニオールなど。胃腸の機能を高めたり(消化吸収の活性を手助けしてくれる!)、冷えを改善したり(血液の循環をよくしてくれるのですね!)痛みを軽減させてくれたり(ビリビリと強い刺激がありますしね)。下処理していた指でうっかり目をこすったりしたら大変!めちゃくちゃ痛いですよ。さらに、下ゆでの湯気に顔を当てすぎない方が良いです。わずかな時間でも唇がヒリヒリします!また毒性も兼ね備えているので食べ過ぎに気をつけましょう。ほんと注意が必要なシゲキックス、サンショオールです。また下茹でしている時に揮発している芳香成分はその防腐作用で空気の浄化をしてくれるので、菌の発生しやすいこの時期には一石二鳥だなぁと感じています。まさにいまの時期にピッタリです。

 

 

下茹でが済んだら、酒、みりん、醤油などで煮ます。グツグツ沸騰し始めたら、さあ・・弱火にして汁気が少なくなるまで煮ていきますよ。

 

佃煮は作っておくと何かと重宝します。お魚を煮る時なんかにも入れるといいし。冷蔵庫にあると安心な一品です。魏志倭人伝、古事記にも記されているザ・ジャパニーズ スパイスをぜひ暮らしの仲間に入れてあげてね。日本人のDNAはきっと喜ぶはず。

追記

アイキャッチ画像、びっくりされましたか?さんしょの話題にイモムシ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

これはアゲハの幼虫です。ウチの山椒若木にいた子。さんしょの葉っぱを食べ尽くして丸坊主にしてくれました〜。大好物なんですね。

梅雨の時期、気をつけたい体調管理

間も無く梅雨がやってきますね。

私はもう間違いなく体調を崩してしまう体質のようなので、梅雨前のこの時期は「さあ、気を入れないとね」と、ちょっと意識して日々の生活に意識を向けるようにしています。湿気の体への負担が増え、不定愁訴がその時々の自分の体のコンディションによって出現しやすいので。

思えば、急に体が動かなくなってびっくりしたのがちょうど10年前のこの季節でした。体はそんなにタフな方ではないけれど、軽い日常生活の動きすら辛くてできなくなりました。はじめは「なんかしんどいなぁ〜」だったのでしょうが、体のエネルギーは知らないうちに徐々に減り始めていたようです。そんな様子を綴ったのが10年前のこのブログです。

 

 

【坦々と生きる】

 何年ものの頑固な肩こりでしょうか。最近では痛みが強いし、内臓の弱りからきてるかも・・と思ったので鍼灸の先生に体を見てもらいました。去年くらいから梅雨時期を境に体調が悪くなってくるのも気になっていましたし・・・。
「うわ~・・これ・・。 あっ・・ごめんなさいね。」と、先生を絶句させてしまいました~
「これでよくやっていられると思うんですけど・・」と先生。
「はい、何にもできないくらいしんどいです」
「そうでしょうねぇ~」

見立てによると、「脾気虚」、つまり体の気(エネルギー)が無くなってしまっている状態なんですって。肩こりよりも、こちらの方が深刻だったようです。どおりで・・・。
普段している家事がこんなにエネルギーを使っているのか・・と思うほど、いつも通りができないのです。家事労働のエネルギー消費も侮れないものなんですね。必要最低限の仕事以外は横になって、体の様子を伺いながら一日を過ごしています。少し元気になったら動きたくなるところですが、せっかく貯まりかけたエネルギーが
また無くなってしまいますから気をつけないといけません。勉強も、遊びも、趣味も、すべてお休み・・。というか、やるだけのエネルギーが無いのでできないんですけどね。(石けん、無くなってきたので作りたいのに〜(焦)今までの体の使い方は違っていましたよ~ってカラダからのサインなんでしょう。
アロマセラピストとして、何より人として「こんな風になりたいなぁ」と描いている自分自身の根っこの部分にある願いは、今までしてきた生活習慣ではきっと実現できないのかな・・と思い始めています。
今まで作ってきた私の気は枯渇してしまったけれど、今作り始めている新しいエネルギーのチャージは、本当に願っている自分に近づくために必要な禊(みそぎ)なのかもしれないな・・そんな風に考えています。

今まで日々のあれこれをサクサクこなしてきた私は今、日々たんたんたん・・と過ごしています。気が満ちるまで、もう少し時間がかかりそうです。家では横になっていることが多い私。起きてトイレから戻ってくると、枕の上にこんなメモ書きが。娘っこがそっと置いてくれてたみたい。
泣けるなぁ~~
筆記体のローマ字を学校で習って練習中なんですよね、娘っこ。自分の名前をカッコよくサイン風に書きたいんだって。ふふ・・そういえば私も習いたてのローマ字でサインの練習してましたっけ。[2008.7.16]

 

 

人間はとても思い込みの強い生き物です。その思い込みというのは、その時のその人の狭い価値観で作り上げられたものでしかありません。思い込みにがんじがらめになって、二進も三進も(にっちもさっちも)行かなくなった時、日常生活もままならない事態が私たちに警鐘を鳴らしてくれているのかもしれません。

私にとってこの体調不良は、自分の心と体を少し離れて眺めることの大切さを教えてくれました。自分の苦手なところを浮かび上がらせてくれました。そうなると、どんな季節に?どんな不調が起こりやすい?どんなケアができる?何を焦っている?ということへの答えのようなもの、が少しずつ霧が晴れるように巡ってきてくれるものです。そして何より、「何もしない」ということも一つのケアだということは忘れてはならない大切なこと。とかく私たちは何かをしないと安心できないという悩ましい一面を持っていますものね。