体が元気ないな、心が荒んでいるなと感じる時、どう食べる?

久々にプチパンを焼きました。

多分15年ぶりくらいです。

先日スーパーで「白神こだま酵母」を見つけ、昔作って美味しかった記憶が薄ぼんやり蘇ってきて、作ってみようかなモードになり始めていました。

ちょうど一人暮らししている娘が帰ってきたので、いいタイミングでした。

先週行ったお味噌仕込みもそうでしたが、

輪をかけて超久々パンつくりは、

頭がぼんやりしているところから始まって、これを作ろう!とエンジンがかかるまでまあ時間のかかること!これまたアタマが錆びつきっぱなしでした・泣

昔お気に入りだったパンの本を引っ張り出してきてパラパラめくるも、全然頭に入って来なくて。こりゃ女性ホルモン不足も甚だしいわね・・と、そんな事態まで露わになったパンつくりじかん。

この前のお味噌作りで活躍してくれた「もちつき機」、今回はこね役です!

以前使っていた道具も、一部は古くなって処分したり。必要なものをまた新たに揃えると、やる気もアップしてくるかしらね。

こんなモタモタ、オタオタしている製作者ですが、酵母ちゃんは静かにしっかりと仕事をしてくれました。

完成〜!

これを機にパン作りもリハビリしようと思います!!

娘が泊まりにきた日は、私たち夫婦の結婚記念日でした。この日の食卓での夫は珍しく上機嫌で明るくて。「誰と食べるか」で人はこんなにも心持ちが違うのねと目の当たりにしました。

夫婦2人になった生活での食事は全く楽しくなくて。口を開けば喧嘩になる日々が続いていたので、お互い黙々と食べ、食べ終わるとさっさと食卓を後にする夫の姿が日常でした。(こうして文字にするだけでも寒々しいですね〜)

食卓が楽しくないと、そして美味しいね〜って気持ちを共有できないと、「作りたい気持ち」「食べたい気持ち」がどんどん失せていきます。

そしてもう何年も心を込めて作るということをしなくなると、作るための様々な神経はどんどん退化していき、

生きた素材を買うこともせず口にする機会が減っていくと、体と心は栄養失調になっていくのですね。

体が元気でないな、心が荒んでいるなと感じたら、

生きた素材をシンプルにもりもりと体に入れてあげようと思います。

体に栄養が行き渡り元気になってくると心も晴れやかに変わっていくでしょう。自分が変わると対人関係も穏やかなものに変化していくだろうなぁ。

そんなふうに「食べること」「作ること」のリハビリ中の中井です。

さて、この日のメニューは手作り餃子の予定だったのですが、

娘が以前アルバイトしていたナポリピッツァ屋さんに顔を出して、テイクアウトてくれたロマーナとポルケッタがメインになりました。

ピザテイクアウトの箱が可愛い!made in Italyでした。

立ち寄ったらオーナーがとっても喜んでくれたようで、ワイン1本持たせてくださいました。新居祝いに、ですって。ありがたいことです。

カブのアーリオ・オーリオ+パルメジャーノと生ハムの前菜も加わると、もうこれだけでお腹いっぱいに。

餃子は次の日のお楽しみになりました。

まさに寒仕込み!手前味噌を仕込みました

最強寒波到来、日本列島が凍えていますね。

私も引越しして初めて迎える新しいお家での冬。
今まで住んだ中で一番寒さの厳しい土地のようで、戸惑うことばかりです。

今日は朝からお味噌を仕込みました。

本当は昨日の予定だったのですが、あまりの寒さで水が低温すぎて、今までの経験して来た浸水時間では大豆が戻らず、さらに浸水する必要がありました。

一日経った今朝、スタートです。

が、お湯の配管は凍っていてお湯は使えず。幸いお水は出ます。

大方のキッチン周りの掃除をしてから、お豆の鍋を火にかけて。

う〜〜ん、でもペットの毛がまだ気になるなぁ・・

(うちのワンコの抜け毛がすごいのです・・・)

と感じたら、また抜け毛掃除を再開せずにはいられません!

少ししてキッチンに戻って来たら。

きゃーーー!

コンロ周りと床が大豆の煮汁の海になってるーーー!

鍋から吹きこぼれた大量の煮汁とコンロを外しての大掛かりな掃除をする羽目に。

とほほでございます。

これだけで心が折れそうになりました・泣

なんだかんだで無事茹で上がった大豆は、次の潰す工程へ。

いつもはフードプロセッサーで細かくカットしていたのですが、今年新調してデビューしたばかりの餅つき機を使ってみることにします。

25年活躍してくれた初代の後釜は、粉や豆をこねるための別羽がついている子なので、味噌作りも一役こなしてくれそうです。

しかしながら初めて使うので勝手がわからず、えらく時間がかかった上に大豆も潰れていないもの多数。まあいいや。

というか、もうかなり疲れてしまってます・笑。

実際、味噌作りの過程で、

あれ?こんなに多変だったっけ?

と感じることばかり。体の使い方や作業時の姿勢の悪さ、筋力の衰え、などなど。できなくなってしまっていることが容赦無く浮き彫りになった、今年の味噌仕込みじかん。

ものづくりをするのは身体が資本だったのだわ。

こりゃ体力、筋力をつけなきゃね。

そんな大切なことを思い出させてくれた時間でもありました。

昼ごはんを済ませると、疲れがドッと押し寄せて来て、

ごろんとリビングに横になって見上げた空が、あまりにも青すぎて。

ちょっと心がほんわりとゆるみました。

【手前しょうゆづくり】ご一緒にいかが?

兵庫県養父市にある創業104年伝統醤油を作り続けておられる大徳醤油さんに、日本で作られてきた本来のお醤油について、

昨日オンラインでお話を伺いました。

私事ですが、最近引っ越して環境が変わり、今まで使っていた丸大豆醤油たちが底をつき、スーパーで大量生産のペットボトルに入った醤油を買って使っています。

あれ?って違和感を持っていたところに、このお話会。とってもタイムリーでした。

元々高級品であった醤油。手間も時間もかかる伝統的な天然醸造は、流通の変化によって大量生産・低価格の波に廃業せざるを得ない状況が続いていて、今全国で1200軒ほどが残っているそうですが、本来の製法や原材料にこだわってる蔵はほんの僅かだとういう現状だそうです。

和食文化の元である醤油。

日本にしか生息しない国菌(カビ)が大豆に纏い付き、

四季の温度変化と

蔵に住むたくさんの微生物とともに

時間をかけてゆっくりと

微生物たちがここちいいように自由に働いて

出来上がる茶褐色の旨味ある発酵食品。

気持ちよく呼吸できるよう、人はゆるりと目を配り

必要な時に優しく混ぜて酸素を送り込んで育てる・・。

生きている菌たちの働きと人のお手伝いで、「生きているお醤油」が誕生するのですね。

昔は混ぜるのは子どもの手にさせていたそうです。醤油に息づく微生物たちに直接手に触れることで、子どもたちにも常在菌を増やして免疫力をアップし、元気に育つということを昔の人々は知っていたのでしょう。こんな素晴らしい知恵を昔のこととして埋もれさせてしまうのはもったいない。

そう感じませんか?

日本にしかいない稲穂につく稲麹。せっかく出来上がっている共存共栄の場を知らないまま、みすみす絶やしてしまうのは本当にほんとーにもったいない!!!と私は声を大にして言いたいです♪

私たちのDNAは知っているのです。

発酵食品のチカラを。菌たちのチカラを。

それがどんなに「ちゃんと健康に生きる」ために必要なチカラだということを。

除菌ではなく共存でバランスが取れるということを。

来年明けてすぐに仲間たちがしている醤油づくりに参加しようと予定していましたが、その前に大徳醤油さんの醤油のお話と手作りキットの存在を知る機会に恵まれて本当に良かった。

早速お醤油、作りたい♪

発酵食品をそれぞれの家庭で育てる ということは、

そこに住む人々やその周りの人々に必要な菌たちを育てて、共存共栄の場を作っていく ということ。

それが未来の平和に繋がっていくんだろうなぁ〜とイメージしています。

そこで!

醤油作りに興味のある方へお誘いです。

大徳醤油さんの手作りキットを取り寄せますので、少人数でワイワイ一緒に仕込みたい方を募集いたします。仕込み水はHakkoushaさんの発酵の塩で調整したお水の予定です。

【この募集は締め切りました】

  • 場所:Amana Lotusサロン 兵庫県川西市
  • 仕込み日時(予定):10/24か25(キットの到着によってフレキシブルに対応)13:00~
  • 定員:3名
  • ご用意いただくもの:4リットルくらいの容器。帰りは液体込みになり重くなりますのでそれが可能な方に限ります
  • 費用:2660円(キット代2160+クール便や施設利用費として500円)

お申し込みは先着順とさせていただきます。HPのお問い合わせよりお申し込みください。

以下は大徳醤油さんのfbページのご案内をシェアさせていただきました。

ご興味ある方、ぜひご覧くださいね。

「伝統の醤油作りを未来の子どもたちに残していきたい」そんな想いで家庭での醤油作りを広める「醤油じかん」というプロジェクトを立ち上げました。兵庫県養父市の小さな醤油蔵、大徳醤油では、気軽に醤油作りを体験できる手作り醤油キットや全国でのワークショップ等を通じて、伝統の醤油づくりを知ってもらう取り組みをしています。このグループは、醤油作りに興味がある人同士、醤油づくりの疑問や知恵、イベントなどいろんな話ができる場となればと思っています。どうぞお気軽にご参加ください!
醤油じかんWEBサイトhttps://daitoku-soy.com/shoyujikan/
大徳醤油WEBサイトhttps://daitoku-soy.com/