必見!どくだみパワーは知っておくべき知恵にあふれている

街中をお散歩していてふと目を下にやると、可憐な花にそれがどくだみだと気づくことも多いと思います。もう半端ない生命力を持った「どくだみ」。その根っこは根絶できないほどのはびこり様で、それを物語っています。日々の生活の中でのちょっとしたアクシデントにも、パワフルにその力を発揮してくれる優れもの。このチカラ、使わない手はないですよね。

2014年、当時住んでいた借家でのドクダミ話を綴ったブログをどうぞ♪

ドクダミ 生薬名 十薬

学名 Houttuynia cordata

うちの庭の日向で咲くドクダミの花たちは、そろそろ盛りを過ぎ始めています。キリがないほど繁殖しているので、必要な分だけ収穫兼ねて抜き、お掃除はほとんど放棄(笑)さてさて。

今日のドクダミ。
根っこまで引っこ抜いてみました。根っこもしっかりと薬効がありますからね。あぁ・・なんてサポート力のある植物だこと。ありがたい。

そういえば、
ドクダミが日本の民家の片隅に繁殖している背景に、先人たちがその薬効を知っていたために、手近に使えるよう植えたのが始まり・・というのを聞いたことがあります。

ドクダミ特有の匂いは私、良い香りだと感じるのですけれどいかがでしょうか?ほのかに柑橘系の香りがして爽やか。カメムシの匂いとの表現もあるのですが(笑)

どくだみの成分の使い方あれこれ

フレッシュ含有成分のデカノイルアセトアルデヒド、ラウリルアルデヒドは、あの「くっさ~=カメムシ臭」のニオイの元。かお2抗菌作用がありますから、期待するならばこの匂いはスルーしなくちゃ使いづらいですねほっ
また、生傷にはフレッシュ葉を揉んで汁とともに擦り付けると、傷の治りが随分早いように感じます。あと、蚊に刺された~!と思ったらすぐに生葉を刷り込んで!!かゆみもあまり感じないうちに腫れず、跡があまり残りませんよ。(蚊には有効だけれど、ダニとかブヨとかにはどうなんだろうね?実証したいところです・・)生葉が手に入るうちは、ぜひ使ってみることをオススメします♪ただし、アクがあるので、素手で扱い過ぎると指先がガッサガサになりますので、指先を使うお仕事の方は要注意ですよ~。

生葉を浸剤にして浴用剤として。今回はこれを加えた足浴用のお湯を作ってみました。

今、朝イチで足浴がマイブームなのです~。万歳
生ドクダミのある今だからできる、毒だし&抗菌浴でございます。ここに硫黄成分の多い岩塩や、デトックス効果の高いグリーンクレイを時々に応じてプラスしたりします。

明け方に気温がぐっと下がるので、体が冷えて負担になっている時に、朝足浴はぜひしてもらいたいケアの一つです。冷え性、むくみ気味の人はぜひ!

あぁ。。書き出したらあれもこれもと止まらない!ドクダミの素晴らしさ♪ワーイ

どくだみは傷口の修復を早めてくれる?!

先週、うっかりとカッターナイフで指先を切って出血し、どくだみの生葉を揉んで汁をすり込むことを思いつきました。日に数回。数日間続けました。観察してみると、どうも瘢痕形成が素早いような気がします。ナイフなどの鋭利なもので傷ついた傷口はぱっくりと開き、そのままにしておくと、切れて離れた皮膚の部分が時間と共に固くなっていくのですがそうならずに傷口が塞がり、切れた皮膚がささくれの様にならずに済んだのっですよ。生葉の無い季節にはチンキが活躍してくれそう。薬箱に常備しておきたいですね

触れて触れられて。心と体をほぐしていく

心細かったり、不安だったりする時に、柔らかで、温かなものに触れたり、触れられていたり。ただそれだけで、安心できることがあります。ゆったりと息ができるようになってくる。そうしてまた、日常に戻って行ける。そんな連続を私たちは繰り返しながらバランスをとっているのだと思います。
こどものころにそれができなかったのなら、今、すればいい。オトナになると、迷惑になるんじゃないかとか、嫌われたらどうしようとか。体裁を気にしてしまいがちなのだけれど。でも自分の気持ちを認める素直さが必要だと突きつけられる瞬間がやってくることもあります。
安心感に包まれる心地よさを甘受していいんじゃないの。こわばったハートの蕾を、少しずつほぐしていってもいいんじゃないの。

『皮膚は「心」を持っていた!』

だってね。体は正直に反応しているんですもの。臨床発達心理士の山口創先生の著書「皮膚は心を持っていた!〜第二の脳とも言われる皮膚がストレスを消す」の中で紹介されています。ほとんどの哺乳類の皮膚に存在する「C触覚線維」には、ゆっくりとしたタッチに反応して愛情や嫌悪感などの感情を喚起させる働きがあり、自律神経と副交感神経のバランスをよくするために、特に体の部位でいうと前腕へのゆっくりとしたタッチが緊張を和らげる効果があるとのデータがあるとのこと。そしてもう一つ。別名「絆ホルモン」オキシトシンには安らぎ感・幸福感をもたらす作用があり、スキンシップ開始から5〜10分で分泌し始めるとのこと。ゆっくりじっくり触れることが大切なんですね。オキシトシンが分泌することにより、血圧が下がる、ストレスホルモンが減る、リラックスする、痛みが治まる、傷の治りが早まる、眠くなる、筋肉が若返る!・・などの作用が発揮されるようです。

体ってすごい。自ら癒そうとするメカニズムが出来上がっているのですね。そんな癒しのメカニズムを、自分の頑なな心の鎧で断ち切ろうとしてはあまりにももったいない!!気持ちよく過ごして良いんだよと自分に許しを与えてあげることが、とってもとっても大切ですね。

【梅雨の体調管理】食べ物からのケア|枇杷(びわ)

今の季節、街をそぞろ歩きしていたらきっと目にすることも多いはず。目を下にやれば足元に「どくだみ」、目線の少し先には「枇杷の実」と遭遇しませんか?枇杷のオレンジ色の実にとってもそそられます!

まだ青くて固い5月半ばの枇杷の実

 

 

 

 

 

枇杷は使いどころ満載

ここ数年、梅雨時期に枇杷を積極的に食べるようにしていたら、何だか体調が良い気がするので毎年続けています。スーパーで売っているものはお行儀良くて少しの量でとても高価なので、なるべく露地物のちっちゃくて安いものを手に入れるようにしています。絶対こっちの方が良さそうです。

 

 

手前がスーパーで買った高いもの、その奥は露地ものです。実はもちろんのこと、種も使いますよ。タネは焼酎などのお酒に漬け込んで枇杷種酒として飲みます。実を食べた後の種をさっと洗って軽く乾いたら、少し傷をつけてどんどんお酒に放り込んでくだけです。手間いらずで嬉しい♪露地ものの種の方が大きかったりの発見もあり・。生命力の強さを感じますね。このお酒、とっても良い香りです。杏露酒と似ています。でも砂糖は入っていないので、そのまま飲むと香ばしい感じ?薬用酒として少量を毎日飲んでいるところです。

 

枇杷の不必要な水分を排泄する働き(利水作用)を期待して取り入れているんですが、案外美味しくって気に入ってます。もう実際低気圧が近づいて雨降りが続いた昨日なんて、膝の関節がギシギシ鳴ったりして(驚)。何となくぎこちなく動く上に、ちょっと痛みを伴う違和感も感じたり。体の節々でも水分が滞っているのがわかります。流して排泄!早く出て行ってもらおう。

葉っぱのチンキは万能薬

葉っぱは民間療法で長く使い続けられている実績がある優れものです。そして葉っぱのチンキは、うちの緑の薬箱の定番です。

こんな感じで棚に並んでいます。出来上がったら漉してボトルに〜。やけど、虫刺され、湿疹、切り傷には大いに助けられているので手元にいつもあると安心します。

 

 

ちなみに。

枇杷種酒の左隣は、カキドオシのエキスを抽出中です。こちらはスキンコスメ用。Kitchen Cosmeも色々試して作る楽しみがありますね。